自動車への関心が高く、新しいモノ好きなTikTokユーザー。車ブランドの投稿や広告にも好意的。
本記事では、人気コンテンツジャンルである「自動車」系コンテンツについて、全国15〜54歳のTikTokユーザーを分析し、TikTokユーザーの自動車に対する意識や自動車とTikTokの親和性などを考察していきます。
自動車業界では、若者を中心に“クルマ離れ”が課題と言われている中、近年のライフスタイルの変化やアウトドアブームによって新たな需要も生まれています。
また、環境保護や安全確保の観点から、電気自動車や自動運転など最新技術への関心も高まっています。
このようなマーケティング環境にある“自動車”とTikTokは、どのように関わっているのか、さらに今後、どのようにTikTokを活用すれば効果を上げられるかについてご紹介します。
自動車とTikTokの親和性
1.自動車への関心が高く、新しいモノ好きなTikTokユーザー
25歳以上のTikTokユーザーとノンユーザーに「自動車」の関連情報について調査したところ、「進んでよく調べている」「関心がある」「自然に見聞きする」と回答した割合が、TikTokユーザーはノンユーザーより高いことがわかりました。
さらに、「進んでよく調べている」の回答を性別・年代別に分析したところ、特に男性のユーザーとノンユーザーとの差が顕著となっています。
また、TikTokユーザーは「環境問題・SDGs」の関連情報に対し、4人に1人が関心を持っており、「最新技術」の関連情報については、「新しい技術の製品が出ればすぐに購入する」「新しい技術を使う自信がある」「最新の技術トレンドやニュースについて情報収集をしている」という項目すべてにおいて、ノンユーザーを大幅に上回っています。
2.広告にも“フルアテンション”なTikTokユーザー
スマホでの動画視聴に最適化されているTikTokでは、ユーザーが“フルアテンション※”で視聴しており、ブランドコンテンツや広告であっても、その傾向が見られます。
※フルアテンションについて、詳しくは「TikTokユーザー調査レポート ~TikTokはユーザーにフルアテンション(主体的な視聴態度)で観られる傾向〜」をご覧ください。
TikTokユーザーとノンユーザーに「車ブランドに関する情報や広告」について調査したところ、「とても好き」「やや好き」と回答した割合が、TikTokユーザーはノンユーザーより127%と高い傾向にあり、特に男性ユーザーからは好意的に見られていることが分かりました。
3.TikTokでは「車」関連の視聴数が増加
TikTokでは「車」関連動画の視聴数が増加傾向にあり、人気ハッシュタグの視聴数では、「#車好き」が23億、「#車好きと繋がりたい」が13億となっています。
また、アウトドアブームによる新たなニーズを反映し、「#キャンプ」「#車中泊」といったハッシュタグも人気となっています。
4.「車」関連の投稿に好意的なTikTokユーザー
TikTokユーザーのうち、車関連の投稿を日常的に見ている人に対して、「TikTokで車に関する投稿を見た後の気持ちや行動」について調査したところ、「車の購入検討に、投稿されている情報を参考にしたことがある」との回答が60%、「車の購入検討に、コメント欄の情報を参考にしたことがある」が63%と、いずれも6割を超えるという結果になりました。
このことからTikTokの投稿やコメントは、車に対する興味喚起に留まらず、車の購入検討の材料の一つになっていることが分かりました。
TikTokを活用したマーケティングファネル別のアプローチ
TikTokユーザーのうち、車関連の投稿を日常的に見ている人に対して、「TikTokで車に関する投稿を見た後の気持ち」について調査したところ、『潜在顧客ユーザー』と『顕在顧客ユーザー』で異なる傾向が見られました。
車への関心を持ち始めたばかりの『潜在顧客ユーザー』は、「ドライブ旅行動画」「CM動画」「日常Vlog動画」がトップ10にランクインしており、車に乗ったアクティビティやイベントを想像させられたり、イメージ広告への関心が高い傾向にあります。
一方、車の購入を前提に情報収集をしている『顕在顧客ユーザー』は、「専門家のおすすめポイント動画」「車についての豆知識動画」「納車動画」がランクイン、車に関する具体的な情報を求め、専門家の情報を探す傾向が見られます。
このようにTikTokのコンテンツにおいては、マーケティングファネルに合わせて訴求するポイントを絞っていくことがより高い効果を生みます。
TikTok for Businessでは、マーケティングファネルごとに最適な広告ソリューションをご用意しています。
詳細につきましては、「TikTokマーケティング活用Tips 【自動車業界】」に掲載しています。
<調査概要>
調査名:
①QPR大規模調査(調査会社:マクロミル)
②TikTok追跡調査(調査会社:マクロミル)
③車に関する調査(調査会社:アスマーク)
④クリエイティブ受容性調査(調査会社:マクロミル)
調査時期:
①2022年5月
②2021年10月
③2022年1月
④2022年6月
調査対象:
①~③全国15~54歳の男女 【TikTokユーザー】TikTokの直近利用が一週間以内、かつTikTokの利用頻度が一週間に一回以上 【TikTokノンユーザー】TikTokの直近利用時期が半年以上前、かつTikTokの利用頻度が半年に一回未満
④全国15~54歳の男女 TikTokでの車に関する投稿閲覧者
調査人数:
①全国29,207(TikTokユーザー2,133/TikTokノンユーザー27,074)
②全国3,104(TikTokユーザー1,364/TikTokノンユーザー1,740)
③全国700(TikTokユーザー350/TikTokノンユーザー350)
④全国1,632
<調査データの引用・転載について>
調査データの引用・転載の際は、必ず出典を明記いただき、広報担当までご連絡をお願いいたします。なお、Webページ(メディア/ブログなど)にて引用・転載される場合は、TikTok for Business公式メディアの掲載記事URLもご掲載ください。
※『TikTok for Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/12763/
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