検索する前にTikTokでヒントを探すZ世代。彼らの新しい情報収集方法とは 〜Z世代白書2023〜

2023-01-24

TikTok for Businessは、Z世代と呼ばれる“1996〜2015年生まれ”のTikTokユーザーのインサイトをまとめた「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」を発表しました。

本記事では、「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」より、Z世代が求めている情報と、彼らの新しい情報収集方法について解説します。

「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」の概要はこちら

検索する前にTikTokでヒントを探すZ世代。彼らの新しい情報収集方法とは 〜Z世代白書2023〜

Z世代が求めている情報とは

“1996〜2015年生まれ”のZ世代は、幼少期からすでにインターネットが普及し、最初のデジタルネイティブ世代です。小中学校時代からソーシャルメディアが存在し、デジタルでの交流や情報収集のハードルが低い彼らは、現在成人期にあり、社会人になる段階を迎えています。

デジタルネイティブであるZ世代から、「最近、情報収集方法が変わった」という声を聞きます。子どもの頃から検索エンジンを使いこなし、その後、ソーシャルメディアでハッシュタグ検索をすることが増えた彼らは、最近、また違う方法で情報収集をしていると語っています。

このようなZ世代の情報収集方法の変化の背景には、情報欲の変化があると考えられます。

Z世代は、入手できる情報量は足りているものの、「情報が多すぎる」「信頼できない」「既視感がある」といった、情報の「質(=情報接触体験)」に不満を感じている傾向が見られ、このことが情報欲の変化へとつながっています。

情報欲が変化したZ世代が、新たに求めている情報とはどんなものでしょうか?

「流行りを知ることも大事だけど、それ以外の刺激も欲しい。でも、そういうのは検索できない。」という声にあるように、検索エンジンやハッシュタグでは“検索できない”情報を求めているZ世代。それは、「アプリからおすすめされるコンテンツを見ることが増えた」「まだ知らない『好き』に出会いたい」という回答の高さにも表れています。

Z世代の新しい情報収集方法

検索エンジンやソーシャルメディアのハッシュタグでは“検索できない”情報を求めているZ世代は、どのようにして情報収集をしているのでしょうか?

その答えは、Z世代のTikTokの使い方にありました。

検索エンジンやソーシャルメディアのハッシュタグでの“検索”は、具体的な需要が顕在化した状態で行われます。

Z世代は、エンタメ目的でTikTokを楽しみ、その中で出会った“発見”や“好き”をデータベースとして蓄積し、具体的な需要として顕在化した段階になってから、検索エンジンやソーシャルメディアで詳細を調べています。

実際に、Z世代のTikTokユーザーの80%が「TikTokの動画で見たものを他のサービスで検索する」と回答しています。

また、エンタメ目的だけでなく、「漠然と商品や場所のヒントを探す」という目的でTikTokを活用するケースもあり、TikTokは検索する前のヒント探しの場所へと変化しています。

この他にも、「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」では、Z世代のインサイトや攻略法、実際の事例を交えてTikTok広告の活用方法を紹介しています。

今後ますます重要視されるであろうZ世代マーケティングに、ぜひお役立てください。TikTok for Businessでは、今後も定期的にTikTokインサイトを考察した調査レポートや白書を公開していきます。

<調査概要>

  • 調査手法
    ①TikTok追跡調査 2022/9:マクロミル
    ②マクロミルQPR大規模意識調査 2022/5:マクロミル
    ③TikTokユーザー定性調査 2021:アスマーク
    ④TikTokユーザー定性調査 2022:アスマーク
    ⑤GWI
    ⑥TikTok Marketing Science Global Organic and Paid Study:Neurons
    ⑦Kantar CONNECT:Kantar

  • 調査時期
    ①2022年9月
    ②2022年5月
    ③2022年2〜3月
    ④2022年1〜2月
    ⑤2021年1月〜2022年3月(分析期間)
    ⑥2021年11月
    ⑦2022年7月

  • 調査対象
    ①②全国15〜69歳の男女
    ③④全国18〜69歳の男女
    ⑤対象5市場(アメリカ、イギリス、シンガポール、中国、日本)18〜69歳の男女
    ⑥全国18〜45歳の男女
    ⑦全国20〜39歳(対象カテゴリ商品の購入者:一年以内)

  • 調査人数
    ①全体:3,104
    ②全体:29,307
    ③全体:48
    ④全体:25
    ⑤5市場全体:152,106、日本全体:21,140
    ⑥全体:188
    ⑦全体:2,003

<調査データの引用・転載について>

調査データの引用・転載の際は、必ず出典を明記いただき、広報担当までご連絡をお願いいたします。なお、Webページ(メディア/ブログなど)にて引用・転載される場合は、TikTok for Business公式メディアの掲載記事URLもご掲載ください。

※『TikTok for Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/13161/

 

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