検索する前にTikTokでヒントを探すZ世代。彼らの新しい情報収集方法とは 〜Z世代白書2023〜
TikTok for Businessは、Z世代と呼ばれる“1996〜2015年生まれ”のTikTokユーザーのインサイトをまとめた「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」を発表しました。
本記事では、「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」より、Z世代が求めている情報と、彼らの新しい情報収集方法について解説します。
「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」の概要はこちら
Z世代が求めている情報とは
“1996〜2015年生まれ”のZ世代は、幼少期からすでにインターネットが普及し、最初のデジタルネイティブ世代です。小中学校時代からソーシャルメディアが存在し、デジタルでの交流や情報収集のハードルが低い彼らは、現在成人期にあり、社会人になる段階を迎えています。
デジタルネイティブであるZ世代から、「最近、情報収集方法が変わった」という声を聞きます。子どもの頃から検索エンジンを使いこなし、その後、ソーシャルメディアでハッシュタグ検索をすることが増えた彼らは、最近、また違う方法で情報収集をしていると語っています。
このようなZ世代の情報収集方法の変化の背景には、情報欲の変化があると考えられます。
Z世代は、入手できる情報量は足りているものの、「情報が多すぎる」「信頼できない」「既視感がある」といった、情報の「質(=情報接触体験)」に不満を感じている傾向が見られ、このことが情報欲の変化へとつながっています。
情報欲が変化したZ世代が、新たに求めている情報とはどんなものでしょうか?
「流行りを知ることも大事だけど、それ以外の刺激も欲しい。でも、そういうのは検索できない。」という声にあるように、検索エンジンやハッシュタグでは“検索できない”情報を求めているZ世代。それは、「アプリからおすすめされるコンテンツを見ることが増えた」「まだ知らない『好き』に出会いたい」という回答の高さにも表れています。
Z世代の新しい情報収集方法
検索エンジンやソーシャルメディアのハッシュタグでは“検索できない”情報を求めているZ世代は、どのようにして情報収集をしているのでしょうか?
その答えは、Z世代のTikTokの使い方にありました。
検索エンジンやソーシャルメディアのハッシュタグでの“検索”は、具体的な需要が顕在化した状態で行われます。
Z世代は、エンタメ目的でTikTokを楽しみ、その中で出会った“発見”や“好き”をデータベースとして蓄積し、具体的な需要として顕在化した段階になってから、検索エンジンやソーシャルメディアで詳細を調べています。
実際に、Z世代のTikTokユーザーの80%が「TikTokの動画で見たものを他のサービスで検索する」と回答しています。
また、エンタメ目的だけでなく、「漠然と商品や場所のヒントを探す」という目的でTikTokを活用するケースもあり、TikTokは検索する前のヒント探しの場所へと変化しています。
この他にも、「Z世代白書2023 〜自由に自遊するZ世代〜」では、Z世代のインサイトや攻略法、実際の事例を交えてTikTok広告の活用方法を紹介しています。
今後ますます重要視されるであろうZ世代マーケティングに、ぜひお役立てください。TikTok for Businessでは、今後も定期的にTikTokインサイトを考察した調査レポートや白書を公開していきます。
<調査概要>
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調査手法
①TikTok追跡調査 2022/9:マクロミル
②マクロミルQPR大規模意識調査 2022/5:マクロミル
③TikTokユーザー定性調査 2021:アスマーク
④TikTokユーザー定性調査 2022:アスマーク
⑤GWI
⑥TikTok Marketing Science Global Organic and Paid Study:Neurons
⑦Kantar CONNECT:Kantar -
調査時期
①2022年9月
②2022年5月
③2022年2〜3月
④2022年1〜2月
⑤2021年1月〜2022年3月(分析期間)
⑥2021年11月
⑦2022年7月 -
調査対象
①②全国15〜69歳の男女
③④全国18〜69歳の男女
⑤対象5市場(アメリカ、イギリス、シンガポール、中国、日本)18〜69歳の男女
⑥全国18〜45歳の男女
⑦全国20〜39歳(対象カテゴリ商品の購入者:一年以内) -
調査人数
①全体:3,104
②全体:29,307
③全体:48
④全体:25
⑤5市場全体:152,106、日本全体:21,140
⑥全体:188
⑦全体:2,003
<調査データの引用・転載について>
調査データの引用・転載の際は、必ず出典を明記いただき、広報担当までご連絡をお願いいたします。なお、Webページ(メディア/ブログなど)にて引用・転載される場合は、TikTok for Business公式メディアの掲載記事URLもご掲載ください。
※『TikTok for Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/13161/
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