ブランドセーフティの最新動向とZEFRとTikTok for Businessの最新ソリューションを紹介!
TikTok for Businessは、動画広告向けソリューションを提供するZEFR(ゼファー)、同ソリューションを日本で展開しているLegolissと共同でTikTokユーザーとブランドセーフティに関する最新動向を解説するセミナーを2023年3月9日に開催しました。
当日は日本のデジタルマーケティング業界の方々、約45名にご参加いただき、ZEFRおよびTikTok for Businessのブランドセーフティに関する最新情報を紹介しました。
ブランドのTikTok活用の可能性
TikTokは強制視聴がなく、短尺動画を次々と視聴できるプラットフォームであり、独自のレコメンドシステムによって、新しい「好き」に出会える場所でもあります。そのため、最近ますますコンテンツの多様化が進み、コンテンツジャンルの幅が広がっています。またTikTokは、「新しい情報収集の手段」として様々な世代に利用していただいており、ユーザーが潜在的に好きな情報が逆にユーザーを探しに来てくれる場所に進化しています。
※世代・属性別のユーザー調査はこちら
また、TikTokユーザーは生活意識が高い傾向にあり、ファッション、コスメ、健康、料理などのジャンルでの関心度が高くなっています。好奇心旺盛でエンゲージメントが高いユーザーが集まっているTikTokは、ブランドにとって成長できる場所だと言えます。
ブランドセーフティの現在地と未来
TikTokは、すべてのユーザーが安全で快適に使えるプラットフォームを目指し、ユーザーとブランドの安全性を保つための新しいソリューションを生み出しています。
TikTok for Businessのブランドセーフティソリューションでは、ブランドのキャンペーンを安全かつ適切なコンテンツとともにユーザーに届け、コミュニティと更に深い繋がりを生むための信頼性の高い環境作りに取り組んでいます。
広告フォーマットにおいてもブランドセーフティを念頭にデザインしており、ブランド向けのカスタマイズサービスも行っています。例えばBranded Mission(ブランドミッション)とBranded Effect(ブランドエフェクト)のキャンペーンの場合、以下の対応を行います。
Branded Mission
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カスタマイズされたキャンペーン管理サービスを提供し、ブランドと密に連携してハッシュタグチャレンジのチャレンジページの編集が可能
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キャンペーンに特化したUGCのモニタリングを行い、公式動画と高品質の動画の両方をハッシュタグチャレンジページの上部に固定
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広告主は、ハッシュタグチャレンジページにてUGC動画を作成する際に倣ってほしいブランドガイドラインを提供可能
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キャンペーン期間はブランドセーフティ・キューを採用し、好ましくない、またはブランドのガイドラインにそぐわない可能性があるUGCに適時対処
Branded Effect
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ブランドと連携して、Branded Effectキャンペーンに表示されるUGCのモニタリングを行い、Branded Effectのページの上部に厳選した動画を固定
また広告のコメントについては、下記の4つについていつでもコントロールが可能です。
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コメントの無効化機能:ブランドは広告に対するコメントを完全に無効にすることが可能
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コメントフィルター:ブランドが設定したキーワードの規則に従い、広告に対するコメントのフィルタリングを行うことが可能
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コメントをマネージ:各コメントを「公開」「プライベート」のいずれかに設定することが可能
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確認&エクスポート:コメントの数、コンテンツ、ステータスなどを確認できます。コンテンツをエクスポートし、更なる分析も可能
最新ブランドセーフティソリューション
TikTok for Businessは昨年11月、日本市場におけるTikTok広告の計測ソリューションとして、Legolissが提供する『ZEFR』を導入しました。
1. ZEFRの特徴
近年、動画プラットフォーム上には、広告主にとって広告視聴後の効果に繋がりにくいコンテンツや、広告主の求めるブランドイメージと遠いコンテンツが増加している傾向にあります。
ZEFRは、コンテンツに連動して掲載先をコントロールする「コンテクスチュアルターゲティング」を動画広告で実現。広告主が求めていないコンテンツをフィルタリングし、広告の無駄撃ちを削減、動画広告キャンペーンのパフォーマンスを向上しています。
また、個人情報やCookieを利用しない次世代のソリューションであるため、それらの動画URL単位で解析を行ったホワイトリストへの配信により、ブランドセーフティーを確保しています。
またZEFRには、以下のような独自のテクノロジーが導入されています。
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プラットフォーム上の動画に関する大規模なデータへのアクセスを可能とし、広告配信に相応しいコンテンツのみを抽出し、独自のプレミアム在庫を構築
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ヒトによる動画のレビューに基づいた大規模データとAIを用いた独自の動画解析技術により、高精度での自動判別を実現
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広告主の求めるブランドイメージに合わせて動画URL単位の配信リストを自動生成、配信期間中も動的に更新
2. TikTokのブランドセーフティソリューション
プラットフォーム上のすべてのコンテンツは、コミュニティガイドラインに沿って慎重にモデレーションされますが、TikTok for Businessは広告主が目標を達成できるように、さらに、ソリューションを提供します。
「TikTok Inventory Filter(TikTokインベントリー・フィルター)」は、広告主が広告の掲載場所をコントロールし、より安心してTikTokを利用できるようにするための独自のコンテンツ除外ソリューションです。このソリューションでは、広告主が不適切なコンテンツの近くに広告が掲載されないように、3階層のコンテンツコントロール(フル、スタンダード、リミテッド)を提供します。さらに、各階層のリスクレベルは高、中、低リスクに定義されています。
TikTok Inventory Filterの各階層で除外されるコンテンツのカテゴリーについて詳しくはこちら
3. TikTokとZEFRの連携で、より高い安全性を実現
TikTokとZEFRの連携によって構築されたソリューション「TikTok | ZEFR Brand Safety Post Campaign Solution」により、TikTokでのブランドセーフティとブランドの適合性に関するキャンペーンインサイトを顧客に提供できるようになりました。
これらのインサイトによって、クライアントは12項目のGARMブランドセーフティおよび適合性基準に基づいて、ブランドに適したコンテンツに隣接して投資が行われていることを確信し、ブランドの評判を守り、リスクを軽減することができます。
「TikTok | ZEFR Brand Safety Post Campaign Solution」は「TikTok Inventory Filter」の利用が必須となりますが、以下の購入形式と配信目的に対応しています。
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運用型広告
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- リーチ
- 動画視聴
- トラフィック
- Community Interaction
- Conversion
- Mobile App Install
- Lead Generation
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Reach & Frequency
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リーチ
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「TikTok | ZEFR Brand Safety Post Campaign Solution」のフローは、3つの段階で進んで行きます。
①大規模データの自動フィルタリング
②独自の技術で高精度の判定
③動画コンテンツのラベリング
TikTokとZEFRが連携し、ZEFRがTikTok公認パートナーになったことにより、TikTokの2千万本以上の動画コンテンツを抽出し、広告配信に適切な動画のみを選定できるようになりました。
また、大規模なレビューのデータにより、日々強化される機械学習技術は、ZEFRが特許を取得している独自の技術となります。
TikTok for Businessでは、これまでも積極的にブランドセーフティに取り組んできました。
TikTokの安全性への取り組みについて詳しくはこちら:
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/category/useful-contents/safety/
今後もますます重要視されるブランドセーフティへの取り組みを継続し、ブランドとユーザーが安心・安全なプラットフォームであり続けるよう努めます。
TikTok、Pangleなど広告配信サービスを提供しているTikTok for Businessは、認知拡大から顧客獲得まで、 様々なファネルにおけるビジネス課題解決に貢献します。TikTokはエンターテインメントで溢れるプラットフォームとして、オープンマインドなオーディエンスと企業/ブランドが自然と出会うことで生まれる顧客とのエンゲージメントにより、ビジネスにインパクトをもたらします。
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