iOS14以降のユーザーへの、計測と配信仕様の変更

2021-04-28

昨年、Apple社が発表したいくつかのプライバシー関連のアップデートにより、4月26日よりiOS14以降のユーザーについては、弊社プラットフォームでの計測や配信の仕様が変更となります。

iOS14以降のユーザーへの、計測と配信仕様の変更

本記事ではiOS14のTikTok For Businessへ広告プラットフォームへの影響について説明します。

また、詳細な最新アップデートに関してはTikTokビジネスヘルプセンター内のiOS14ガイダンスをご参照ください。


【目次】

1. Apple社のプライバシーに関するアップデートについて

2. iOS14アップデートの影響と対策の概要

 (1) アプリキャンペーンへの影響と対策

 (2) ウェブサイトキャンペーンへの影響と対策

3. TikTok配信への影響と対策

4. BuzzVideo配信への影響と対策

5. Pangle配信への影響と対策

6. iOS14キャンペーンの作成方法、レポート確認方法

7. 参考ページ

1. Apple社のプライバシーに関するアップデートについて

2020年から、Apple社はプライバシー保護に関連するアップデートを複数発表され、その中App Tracking Transparency (以下ATT)は、弊社のプラットフォーム計測も影響が見られます。この度、4月26日より施行されるATTについての影響と対策について、ご案内させていただきます。

※App Tracking Transparency 概要
アプリ提供者がユーザーをトラッキングする際に使用する広告識別子「IDFA(Identifier For Advertisers)」の使用を制限し、この機能によりユーザーは、自分のデータが広告ターゲティングの目的で共有されるかどうかを、アプリごとにコントロールできるようになる。

2. iOS14アップデートの影響と対策の概要

(1) アプリキャンペーンへの影響と対策

【影響】

  • 既存キャンペーンはiOS14ユーザーへ配信されなくなります

  • iOS14専用キャンペーンは、一時的に、アプリ内イベント最適化ができなくなります。※現在開発中

※アプリインストールキャンペーンのみiOS14専用キャンペーンが必要になります。
※全てのプレイスメントにおいて、Androidユーザーへの影響はありません。

【対策】

  • MMP SDKを更新する:SKANをサポートしているバージョンのMMP SDKに更新することで、アプリがSKANベースのアトリビューションに登録され、iOS14ユーザーからのインストールおよびインストール後のイベントを最適化および測定できるようになります。

  • iOS14専用キャンペーンを作成する


※iOS14キャンペーン作成時の注意点

  • iOS14専用キャンペーンは1キャンペーンに1広告セットまで作成することができます。

  • iOS14専用キャンペーンは複数の広告アカウントから作成できますが、アクティブなキャンペーンの総数は11に制限されます。

 

(2) ウェブサイトキャンペーンへの影響と対策

【影響】

  • 「データを見る」から確認できるオーディエンスデータのCV数にiOS14以降のユーザーは含まれなくなります。

※全てのプレイスメントにおいて、Androidユーザーへの影響はありません。

【対策】

特にありません。

それぞれの影響と対策に関する詳細については下記ページをご参照ください。
https://ads.tiktok.com/help/article?aid=10000858

3. TikTok配信への影響と対策

対象:iOSユーザー

【アプリインストール目的のキャンペーンへの影響】

  • Apple社によるATT施行後、iOS14専用キャンペーン以外のキャンペーンはiOS14.以降のユーザーへ配信されなくなります。

  • iOS14専用キャンペーンは、一時的に、アプリ内イベント最適化ができなくなります。※現在開発中

【アプリキャンペーンの対策】

  • 新規iOS14キャンペーンを新規で作成する

【注意点】

  • iOS14専用キャンペーンは、1アプリにつき、最大11キャンペーンまで作成することができます。これは複数の広告アカウントから同じアプリをプロモーションする場合、合計のキャンペーン数が最大11キャンペーンということです。

  • iOS14専用キャンペーンは1キャンペーンにつき1広告セットまで作成することができます。

【ウェブサイトキャンペーンへの影響】

  • 「データを見る」から確認できるオーディエンスデータのCV数にiOS14以降のユーザーは含まれなくなります。

  • カスタムオーディエンスのウェブサイト閲覧者のマッピングの精度がさがります。 

【ウェブサイトキャンペーンへの対策】

  • 特にありません

4. BuzzVideo配信への影響と対策

対象:iOSユーザー

【アプリインストール目的のキャンペーンへの影響】

  • TikTokと同様にiOS14.5以降のユーザーへの配信がされなくなります。

  • アプリ内イベント最適化をご利用いただけなくなります。

【アプリキャンペーンの対策】

  • 新規iOS14キャンペーンを新規で作成する

【注意点】

  • iOS14専用キャンペーンは1アプリにつき、最大で11キャンペーンまで作成することができます。これは複数の広告アカウントから同じアプリをプロモーションする場合、合計のキャンペーン数が最大11キャンペーンということです。

  • iOS14専用キャンペーンは1キャンペーンにつき、1広告セットまで作成することができます

【ウェブサイトキャンペーンへの影響】

  • ATT施行後、コンバージョンキャンペーンで最適化の目標を「コンバージョン」に設定した場合、iOS14ユーザーへは配信されません。

  • 「データを見る」から確認できるオーディエンスデータのCV数に、iOS14.5以降のユーザーは含まれなくなります。

  • カスタムオーディエンスのウェブサイト閲覧者のマッピングの精度が下がります。 

【ウェブサイトキャンペーンへの対策】

  • Android&iOS14未満でのWEB案件継続配信する。

  • Pangle、TikTokへの広告予算分配する。

5. Pangle配信への影響と対策

対象:iOSユーザー

【アプリインストール目的のキャンペーンへの影響】

  • TikTokと同様にiOS14.5以降のユーザーへの配信がされなくなります。

  • アプリ内イベント最適化をご利用いただけなくなります。

  • 一部のMMPはSDKレポート内でPangleのCVデータが反映されない場合がございます。

【アプリキャンペーンの対策】

  • 新規iOS14キャンペーンを新規で作成する。

【注意点】

  • iOS14専用キャンペーンは1アプリにつき最大で11キャンペーンまで作成することができます。複数の広告アカウントから同じアプリをプロモーションする場合、合計キャンペーン数が最大11キャンペーンということです。

  • iOS14専用キャンペーンは1キャンペーンにつき、1広告セットまで作成することができます。

【ウェブサイトキャンペーンの影響】

  • 「データを見る」から確認できるオーディエンスデータのCV数にiOS14.5以降のユーザーは含まれなくなります。

  • カスタムオーディエンスのウェブサイト閲覧者のマッピングの精度が下がります。 

【ウェブサイトキャンペーンの対策】

  • 特にありません

6. iOS14キャンペーン作成方法、SKAdNetworkのレポートの確認方法

iOS14専用キャンペーンの作成手順は下記のとおりです。

①アプリインストールキャンペーンを選択する。

 

②アプリを選択し、「iOS14コンバージョンイベントの追跡または配信を最適化する」のボタンをオンにする。

 

③通常のステップでキャンペーンを作成する。

SKAdNetworkのレポート機能が追加され確認できます。

広告管理画面のトップメニュー「アセット」>>「イベント管理」>>「アプリイベント」より
画面右下の「データソース」から「SKAdNetwork」を選択します。

7. 参考ページ

最新の情報についてはTikTokビジネスヘルプセンターページをご参照ください。
https://ads.tiktok.com/help/article?aid=10000858

    セルフでTikTokなどのプラットホームに広告出稿出来る、オンライン運用型広告TikTok for Businessに出稿してみましょう!

    関連タグ