細部にもこだわり、ゲームの世界をリアルに再現したコンテンツが人気のクリエイター:ハヤケン【駒沢アイソレーション】

2021-05-27

初心者にも簡単な操作方法とわかりやすいUIで、ユーザー誰もがクリエイターになれるTikTok

フォロワー数が多く知名度の高いインフルエンサーでなくても、コンテンツ次第で一夜にして拡散する可能性を秘めています。そんな中でも現在人気沸騰中のイチオシクリエイターをインタビュー!

細部にもこだわり、ゲームの世界をリアルに再現したコンテンツが人気のクリエイター:ハヤケン【駒沢アイソレーション】

本記事は、気になる動画制作の裏側や彼らの知られざる一面を深堀りして紹介する連載企画。

今回は、ゲームの世界をリアルに再現した動画が人気のクリエイター「ハヤケン【駒沢アイソレーション】」さんをご紹介します。

 

<プロフィール>

駒沢大学ダンスサークル出身の3人組ユニット駒沢アイソレーション」。そのメンバーであるハヤケンさんは、コンテストで世界一を獲得した経歴を持つストリートダンサー。現在もプロのストリートダンサーや講師として活躍しながら、TikTokクリエイターとしても活動の場を広げている。
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―― TikTokを始めたきっかけを教えてください。

もともとは別の動画プラットフォームで、マルチエンタメのコンテンツを配信していました。

TikTokは2年ぐらい前に始めましたが、ちょうどその頃はTikTokのユーザー数も急激に伸び始めていた時期。別の動画プラットフォームは、当時すでにレッドオーシャンになっていて、新規参入の壁が高くなっていましたが、TikTokならまだ可能性があると感じて、世間から自分たちを見つけてもらうという意味でTikTokを活用していました。

 

―― TikTokゲーム再現の動画を投稿し始めた理由は?

マルチエンタメというジャンルの一つとして自作のラップを投稿したら、それがバズって、いきなりフォロワーが10万人になりました。ただ、ラップはリリックを書いたり、動画を制作する時間がかなりかかります。投稿すれば絶対バズるネタとはいえ、動画1本作るための労力を考えると、何か別のバズを作らなければいけないと思うようになりました。

その中で浮上したのが「ゲーム再現」です。

以前から一発ギャグで、ゲームのモノマネをしていましたが、どのコミュニティでもウケるので、ゲーム再現というネタ自体には自信がありました。ちょうどみんながステイホームで街にあまり人が多くないというタイミングも重なり、今ならゲームのような動きを撮影できるんじゃないかと思いました。

 

――ゲーム再現のネタはどうやって考えていますか?

3人ともゲームが好きなので、記憶を思い起こしながら話している中で、「それ、めっちゃわかる!」と全員一致で共感したものを採用しています。

ありがちな失敗として、自分だけが盛り上がっても他人はピンと来ないと言われるパターンがあるので、万人にわかるような「ゲームあるある」にしています。

 

――コンテンツ作りで気をつけているポイントはどこですか?

ラップは労力がかかるからという理由で、新しいネタとして「ゲーム再現」を始めましたが、実はラップよりも断然労力がかかっています。

「ゲーム再現」の動画の撮影は、キャラクターの後ろにカメラがいて、キャラクターをゲーム画面のようにカメラが追うというのが基本的な手法。そうなると発生するのが、カメラマンの映り込みの問題。

鏡やガラスへの映り込みはもちろん、カメラマンの影にも気をつけないといけないので、日中の撮影の場合、太陽の向きまで計算します。

それから、街によっては時間帯で人出の数が全然違うので、撮影と同じ時間帯にロケハンをしています。

深夜1日で撮影するために、ロケハンだけで別の深夜1日かけていたり。入念にロケハンをし、香盤表を組み、小道具を発注し、シナリオから演出、カメラワーク、演技指導、出演まですべてを自分たちでやっていますが、もう、軽くドラマを作っているレベルだと思います。

 

さらに細かい要素だと、ゲームで再現している足音も、編集の段階で1歩ずつ効果音を入れています。だから100歩だと100個の効果音。この足音の効果音はASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)の要素もあって、ただゲーム再現の動画を見ているだけなのに、足音が心地よく感じられたりします。

ロケ地に関しても、例えば渋谷の場合、その近辺に住んでいる人から見ると、そこまで価値があるように思えなくても、地方の人には映像から渋谷のリアルを感じることができます。そういった面では、流れている動画を見るだけでも十分に楽しめるコンテンツになっているんじゃないでしょうか。

 

――「ハヤケン【駒沢アイソレーション】」さんのコンテンツがバズった理由はどこにあると思いますか?

一つ目は「共感性」。

これは、他の動画プラットフォームでも昔から言われていることですが、視聴者が共感できるというところはかなりのバズポイントだと思います。

自分たちは男性ファンが多いので、男性だったら誰でも見たことがあるようなゲームの動きをすることが共感につながっています。

 

もう一つは「日本初」。

ゲーム再現の動画は、海外ではすでにやっている人がいましたが、日本でこれだけのクオリティのものを動画にしたのは自分たちが初めてでした。

最初というのはやっぱり大きいですね。

 

―― TikTokを始める前と後で、生活や周囲に変化がありましたか?

知名度が断然上がりました。

ラップのコンテンツでフォロワーが10万人になった時、原宿で知名度調査をやってみたら、1時間で10人ぐらいに声をかけられました。ゲーム再現のコンテンツを投稿するようになってフォロワーが100万人を超えたので、今ではもっと知名度が上がっていると思います。

知り合った人にTikTokの投稿を見せると、見たことがない人はほぼいないレベルです。

 

TCMクリエイターとしての案件もたくさん依頼が来ています。

スマホやアプリといえばゲームなので、自分たちがゲーム系のコンテンツでバズっているところはかなりの強みになっています。

ゲームではない商材でも、ゲーム再現の中に商品やサービスを組み込むことができるので、幅広く対応しています。

 

――これまで取り組んだ中で、印象的だった案件は?

バトルロイヤルゲーム「PUBG」の公式動画を制作しましたが、実際にサバイバルゲームの会場を貸し切って撮影しました。

撮影に挑んだ自分たちも、非日常感を味わうことができましたし、思い出深い案件になりました。

案件としての結果を出すこともでき、PUBG公式アカウントのフォロワーを、実施前の1万人から15万人まで増やすことができました。

 

――案件を取り組むときに気をつけているポイントは?

なるべく自分たちの奇抜なアイデアが通るように、ミーティングでしっかり考えを伝えています。

ある程度のリスクを取らないとバズらないと伝えた上で、クライアントに寄り添いながら、なるべく一般ユーザーの感覚で面白いものを作れるように。そこをうまく両立させるために、ロジックを大事にしています。

単なる思いつきだけの企画ではなく、「なぜこの企画がいいのか」をしっかり考えないとバズらないと思っています。

トップクリエイターとコラボしたり、話す機会がありますが、やっぱりみんなすごく考えています。

 

案件を受けようと思えば何でも受けることができますが、無理矢理合わせて案件をやるというより、相性の合うクライアントの案件を選んで、しっかりクオリティを担保すれば、次につながるのではないかと思います。

 

―― バズる動画づくりのコツがあれば教えてください。

まずは、やろうとしていることやいくつか持っているアイデアを、街に出て、全く知らない人に説明してみて、その人が面白いと言うならやった方がいいです。

自分や身近な人だけの価値観で判断せず、赤の他人が面白そうと言うものを本気で考える。

これが一つ目のポイントです。

 

二つ目は、バズるまでやめない。

これだけバズらせていると「バズらせ方を教えてよ」とか「自分もTikTokやろうと思っている」と言う人がたくさん現れます。そのうちの9割は始めず1割が続かない。

本当にバズる人は、自分たちに聞いて来る前に勝手にやっています。

 

「始める、続ける」が大前提。

自分が面白いと思っている企画を投稿しても、全然数字がついてこないのは当たり前。そこで挫折してしまうと続けられません。

 

自分が得意なものや好きなものに、何かを掛け算や足し算、引き算してあげるのが一番やりやすいので、そうやって01になるものを作っていけば、新しいものを生み出せると思います。

 

―― これから作ってみたい動画を教えてください。可能であれば得意なジャンル(業界や商材)に絡めて教えてください。

自衛隊とコラボして、ヘリコプターや戦車などを使って撮影できれば、表現の幅が広がるのかなと半分冗談、半分本気で話しています。

 

海外にも挑戦してみたいです。

「グランド・セフト・オート(Grand Theft Auto)」の本場・ニューヨークから声をかけてもらえないかなと。タイムズスクエアで「グランド・セフト・オート」のゲーム再現をやりたいですね。

 

「龍が如く」「バイオハザード」のようなメジャーなゲームをやってきたので、次は「それを再現するのか!」と驚かせるようなニッチなゲームにも取り組みたいです。

これからもっと世間を賑わせたいと思っています。

 

今回ご紹介したハヤケン【駒沢アイソレーション】」さんは、TCM(TikTok Creator Marketplace)クリエイターとして、イベントや広告案件などでも活躍しています。

 

TCMクリエイターとは

TCM(TikTok Creator Marketplace)は、クオリティーの高いコンテンツの提供と優れたTikTokクリエイターとのコラボレーションの実現を目的に開始したサービスで、ブランドとTikTokクリエイターとのマッチングを行っています。
現在TCMにはクオリティーおよび広告案件への意欲が高いクリエイターが多数登録されており、今後も登録者は増える予定です。

 

TCMTikTok Creator Marketplace)の特徴

広告主とTikTokクリエイターがダイレクトにコミュニケーションできる唯一のオフィシャルプラットフォーム。
日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ロシアの世界14ヵ国で対応。
クリエイターの登録者数はグローバルで1万人超、日本からはもちろん、世界14カ国からクリエイターをアサインできるグローバルなクリエイタープラットフォームです。
さまざまなカテゴリーに分類されており、自社ブランドや製品に最も相応しいクリエイターの選出が可能。
クリエイターの過去動画におけるパフォーマンスデータを公開。フォロワーの特徴などからブランドへの適合性を総合的に判断することができます。

TCMTikTok Creator Marketplace
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TikTokでは、様々なジャンルに特化した動画クリエイターたちが、自身のスキルと投稿に対するエンゲージメントの向上を常に考えながら、多くのユーザーに動画を日々届けており、TikTok For Businessでは企業やブランドの課題を解決するために、動画クリエイターを起用したキャンペーンを企画、多くの事例実績を持っています。

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