TikTok広告でマイクロコンバージョンを設定する方法、成功事例を解説 | 【公式】TikTok for Business: TikTok広告

TikTok広告でマイクロコンバージョンを設定する方法、成功事例を解説

2021-03-08

TikTokやBuzzVideoの広告運用においては、配信の初期段階でコンバージョン数を獲得することが重要です。しかし、最終コンバージョン地点が深く、目標単価が高いためにコンバージョンをなかなか獲得できないケースは少なくありません。

本記事は「キャンペーンを開始したが、なかなかコンバージョンがたまらない」「日予算をこれ以上、上げることができない」「配信をさらに伸ばしたい」などのお悩みをお持ちの方必見、ウェブサイトコンバージョンキャンペーンに役立つ運用方法「マイクロコンバージョン」について解説します。

TikTok広告でマイクロコンバージョンを設定する方法、成功事例を解説

【目次】

マイクロコンバージョンとは?

マイクロコンバージョンとは、購入完了や登録完了などの通常のコンバージョンイベントよりも前のカートページやフォーム入力画面などの中間に成果地点を設置することです。

なぜマイクロコンバージョンがお勧めなのか?

1. 広告セットの最適化を進めることができる

広告予算が限られていたり、コンバージョン単価が高額な場合、学習期間を通過するために必要な50コンバージョンを獲得することは容易ではありません。

しかし、中間地点にマイクロコンバージョンを設定することで学習期間通過に必要なコンバージョン数を獲得しやすくなり、広告セットの最適化を進めることができます。

※学習期間についてはこちらをご参照ください。

 

2. 最終コンバージョンの可能性を高める

最終コンバージョンよりも手前にマイクロコンバージョンを設置することで中間地点への流入を増加します。その結果、最終コンバージョンを獲得する可能性を上げることができます。

※マイクロコンバージョンと最終コンバージョンの相関が高いことが重要です。

 

下記の例の場合、「カートページ」をマイクロコンバージョンとして設定することで、カートページ到達の数が増え、結果的に購入完了数も増えるというわけです。

マイクロコンバージョンを活用した事例

過去のお客様のキャンペーンにおいて、マイクロコンバージョンを導入したことによって、コンバージョン数増加に繋がった例が多数ございます。

例えば、結婚相談所を扱われている広告主様ではマイクロコンバージョンを活用したことでユーザー登録数を30%増加させることができました。

また、化粧品を扱われている広告主様ではマイクロコンバージョン導入後、購入数が+82%と大幅に改善できました。

マイクロコンバージョンの実装方法

マイクロコンバージョンの設定の方法はカンタンでシンプルです。

通常の最終コンバージョンよりも前に広告セットの成果地点を設定します。

 

詳細なステップは下記の通りです。

1. マイクロコンバージョンを設定する商品詳細ページやフォーム入力画面にピクセルを実装します。

既に商品詳細ページなどにピクセルを実装している場合、新しくピクセルを実装する必要はありません。既存のピクセルにマイクロコンバージョン用のイベントを追加してください。

 

2. イベントタイプを作成します。

 

3. イベントの詳細ルールを設定します。

 

4. 最後に広告セットに作成したイベントを連携してマイクロコンバージョンの実装は完了です。

マイクロコンバージョンの運用ポイント

ここでは、実際の例をあげてマイクロコンバージョンの運用ポイントを説明します。

 

例)
ECサイトを運営する広告主Aさんは、マイクロコンバージョンの運用を検討しています。
最終コンバージョンは支払い完了で、その目標値は10,000です。
ユーザーの広告クリックから最終コンバージョンまでのフローは以下の通りです。

※検索は、最終コンバージョンまでのフローに必須ではありません。
※数値はTikTokPixelが計測したそれぞれのイベント数です。これはオーガニックと広告経由の数値を含みます。

 

1. 成果につながる地点をマイクロコンバージョンに設定する

いくら中間地点への流入が増加しても、最終コンバージョンが増加しなければ、成果に繋がりません。最終コンバージョンと相関の高い中間地点をマイクロコンバージョンに設定しましょう。

「支払い情報の追加」は「支払い完了」と比較してあまり数値が変わらないため、また、「検索」は「支払い完了」と相関がないため適切な設定地点ではありません。

この例では「購入への手続きへ」もしくは「カートに追加」を、マイクロコンバージョンとして設定するのが良いでしょう。

ここでは「カートに追加」をマイクロコンバージョンとして設定します。

コンバージョン獲得数向上のためにマイクロコンバージョンを活用してみてはいかがでしょうか。

 

2. 入札単価算出する

マイクロコンバージョンの設定地点を決めたら、次にマイクロコンバージョン地点での入札価格を算出します。

マイクロコンバージョンの入札価格は以下の計算式で求めることができます。

マイクロコンバージョン入札価格
=最終コンバージョンの目標値×マイクロコンバージョン地点から最終コンバージョンへの到達率

A: 最終コンバージョンの目標値
上記の例の場合、最終コンバージョンの目標値は10,000円です。

B:マイクロコンバージョン地点から最終コンバージョンへの到達率
「カートに追加」(マイクロコンバージョン)から「支払い完了」(最終コンバージョン)への到達率は以下の通りです。

最終コンバージョンへの到達率=支払い完了÷カートに追加=12÷410.292… 29%

したがって、

マイクロコンバージョン入札価格
=最終コンバージョンの目標値×マイクロコンバージョン地点から最終コンバージョンへの到達率 
10,000×0.29
2,900

マイクロコンバージョン入札価格は2,900円となります。 

※広告セットの初期学習を早く完了させ、早期に配信を安定化させるためには、配信開始時の入札額は少し高め(1.2倍程度)に設定することを推奨します。(3,3003,500円での開始)

 

3. 管理画面での数値の確認の仕方

①マイクロコンバージョン地点から最終コンバージョンへの到達率は、広告管理画面のアセット>>イベント管理>>ウェブサイトピクセルの合計イベント数から確認することができます。

 

②最終コンバージョンの数値を管理画面上で確認する
管理画面の広告セットページのフィルターを「既存フィルター」から「カスタム列」へ変更します。

 

③ページイベントデータから確認したいコンバージョンの項目を選択し、確認をクリックします。

 

④管理画面のコンバージョンのデータを表示させることができます。

 

マイクロコンバージョンの実装のタイミング

マイクロコンバージョンを実装するタイミングは以下のような時がおすすめです。

・広告セットにコンバージョン数がたまらない時
・広告セットの日予算を上げることができない時
・広告セットの配信量をさらに伸ばしたい時

 

コンバージョン獲得数向上のためにマイクロコンバージョンを活用してみてはいかがでしょうか。

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