PR投稿を「Spark Ads」でブースト配信、TikTokクリエイターのアカウントを活用した自然な広告接触が購買に直結【株式会社I-ne】 | 【公式】TikTok for Business: TikTok広告

PR投稿を「Spark Ads」でブースト配信、TikTokクリエイターのアカウントを活用した自然な広告接触が購買に直結【株式会社I-ne】

2021-12-17

ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST(ボタニスト)」を始め、ヘアケア製品、美容家電、化粧品、健康食品関連のブランドの製造から販売までを担う株式会社I-neでは、業界に先駆けて2020年からTikTokを活用した広告やPRを展開しています。

今回は、2021年7月よりグローバルで提供を開始した新しい広告フォーマット「Spark Ads」をいち早く活用。「Spark Ads」の活用に至った背景から成果まで、株式会社I-neの三浦様にインタビューしました。

PR投稿を「Spark Ads」でブースト配信、TikTokクリエイターのアカウントを活用した自然な広告接触が購買に直結【株式会社I-ne】

株式会社I-neは、ボタニカルライフスタイルブランド「BOTANIST」やミニマル美容家電ブランド「SALONIA」など、ヘアケア製品、美容家電、化粧品及び健康食品関連のブランド及び製品の開発・卸売・小売・販売広告戦略・販売までを一手に行うファブレスメーカー。

「ビューティーテックカンパニー」として、「スピード」「デジタルマーケティング」「クリエイティブ」を強みとして、独自のブランドマネジメントシステム「IPTOS(イプトス)」により、積極的な新商品の開発、マーケティング、市場開拓、海外展開および事業提携を進めています。

「Chain of Happiness ~商品を通じて、世界中を幸せにする~」をミッションに掲げた経営理念の下、商品をきっかけに始まる幸せの連鎖がお客様、お取引先、地域社会、地球環境まで広がり、最大化することを目指しています。

今回、株式会社I-neでは20代女性をターゲットとしたヘアケア製品「H.W.G. デザイニングヘアオイル」のPR施策として「Spark Ads」を活用しました。

この「Spark Ads」は、自社の投稿動画やクリエイターのコンテンツ(オーガニック動画)を、フルスクリーン、自動再生、サウンドオンの臨場感溢れるネイティブ広告で訴求したい企業に向けた新しい広告フォーマットで、「おすすめ」フィードにインフィード広告などで掲載することができます。
「Spark Ads」について詳しくはこちら>

再生単価が良かった投稿を「Spark Ads」でブースト配信し、相乗効果を生み出す

――最初にTikTok広告を活用したきっかけを教えてください。

TikTokのPR投稿を開始したのが約1年前です。社内でもTikTokが話題になっていましたし、当時はまだ美容系、特にヘアケア製品のPR投稿が少なかったので、このタイミングで始めてナレッジを貯めようと思いました。

TikTokは他のSNSと違って、流行りを生み出せるメディアなので、そういう部分を活用できたことと、他社よりも先にいろんな取り組みができたことは良かったです。

 

――今回、「Spark Ads」を活用することになった背景を教えてください。

今回活用した「Spark Ads」には、
  • 純広告と比べて、動画投稿から日数を開けずに配信が可能。すぐに配信できるため、効果を最大化できる。(純広告は最低でも5営業日必要)

  • クリエイティブは純広告と同じ見え方になる。(従来の運用型広告よりもオーガニック投稿に近くなる)

というメリットがあると知り、これまで気になっていた部分が解消されるのではないかと考えました。

TikTokは他媒体と比較しても、認知から購買への流れを一気に作ることができる強力なメディアだと思っています。そのため、認知から購買を一気に促せるTikTokのPR投稿と、再生単価が良かった投稿に対するブースト配信として「Spark Ads」を活用することによって、相乗効果を生み出し、最終的に店頭やECでの購入を促すことを期待しました。

「H.W.G. デザイニングヘアオイル」のPR投稿をした際、投稿の翌日にかなりPOSが上がったため、TikTokには『売上につながるメディア』だというイメージを持ちました。

そのため今回は「Spark Ads」を活用し、「H.W.G. デザイニングヘアオイル」の再生単価の効果が良かったPR投稿TikTokクリエイターのアカウントでブースト配信することを決めました。

Spark Ads」ではPR投稿を二次利用しており、その動画自体にもTikTokクリエイターが出演しているため、広告でありながら自然な視聴体験を促すことができ、かつ便益訴求のクオリティーが高いので、商品への興味を持ってもらいやすい仕組みになっていると思います。

 

――「Spark Ads」での評価指標を教えてください。

広告クリエイティブ自体の評価は、再生単価、CTRで見ていますが、施策全体の最終目的は店頭やオンラインでの売上アップなので、そちらを評価指標として見ています。

コメントを引き出す「ツッコミどころ」を作り、ユーザーと一緒に動画広告を盛り上げる

――広告クリエイティブに、TikTokクリエイターを起用する際、どのような基準で選考していますか?

  • ターゲット属性とマッチするか

  • 再生単価が基準値を満たしているか

  • 商品便益訴求を伝えるトンマナでも違和感なく、うまく伝えることができるか

という3つの基準で選定しています。

今回の「H.W.G. デザイニングヘアオイル」の場合、認知度があるTikTokクリエイター、かつ再生回数が多いという条件が最初に挙がりました。

あとは、旬の人だったり、一番勢いがある人という点と、まだあまりPR投稿をしていない人。商品がヘアオイルなので、ある程度髪の長さがあり、仕上がりの良さをしっかり伝えるような便益訴求ができ、そのことを話しても違和感がないというところも注視しました。

例えば、普段はダンスや歌の動画を投稿していてアフレコをやっていない人が、急にアフレコで便益訴求をすると、そのアカウントのフォロワーは違和感を持ちます。でも逆に、普段はしゃべらないからこそ、「アフレコでナイトルーティンをやってもらうと嬉しい」という声もあります。そこのバランスを見ながら考えるようにしています。

 

――広告クリエイティブ制作において、どのような工夫をされましたか?

PR投稿時の再生単価が良いものを「Spark Ads」で配信する流れにしているので、あくまでもPR投稿を伸長させるための工夫になりますが、以下のポイントに気をつけてクリエイティブを制作しています。

①通常のトンマナから大きく逸脱しない。

②エンタメ切り口での実施で、1つの動画として面白いコンテンツになっている。

③その商品を使うとどのようないいことがあるのかを、だれが聞いても分かりやすい表現で訴求する。

また、②の切り口では、動画自体に引きのある訴求&ツッコミどころを入れることを意識しています。こちらに関しては、TikTokクリエイターにご協力いただいています。例えば、今もTikTokで人気のネタの一つ、昔と今の写真を比較して垢抜け度合いを伝えるという動画の要素を、広告動画にも盛り込むとコメントが盛り上がり、その結果、再生視聴完了率にも良い影響がありました。

さらに、動画自体をクオリティの高い完璧な状態に仕上げるよりは、TikTokを見たユーザーが突っ込める「とっかかり」をあえて作ることを意識しています。そうすることでユーザーも思わずコメントをしたくなり、一緒に広告動画を盛り上げてくれるので、そういった工夫をしています。

@tamukun_36 わたしが3年かけて研究した小顔メイクおしえるね!#HWG #pr @exit_official @kanechi_monster ♬ オリジナル楽曲 🗑 – ハウスダスト

@ssshinako 髪につける泥パックでサラサラヘアになった🥰 #pr #DROAS ♬ オリジナル楽曲 – しなこ🌷💜

TikTok投稿で「興味」を持ち、そのまま「購買」につながるという新しい購買行動

――「Spark Ads」の成果について教えてください。

「H.W.G. デザイニングヘアオイル」は他のSNSでも広告配信していますが、CTRに関してはTikTokが良かったです。

Spark Ads」は、TikTok投稿を二次利用していて、動画自体にもTikTokクリエイターが出演しているため、広告としては他のSNSよりも自然だったという点と、便益訴求に関してもクオリティの高いものを作ってもらえたので、商品に興味を持ってもらいやすい素材になったと思っています。

 

――今後、TikTokをどのように活用していきたいですか。

以前、TikTokクリエイターを起用した、美容家電ブランド「SALONIA(サロニア)」の洗顔ブラシのPR投稿は、投稿直後に100万回も再生され、投稿した当日とその翌日の売上がかなり上がりました。この時、TikTok以外では大きな施策をしていなかったので、TikTokの影響力の大きさに驚きました。千円前後の商品であれば、「気になったからとりあえず買ってみようかな」と思うことが想像できますが、この洗顔ブラシは1万円を超える高価格帯の商品なのに、それを「買ってみよう」というモチベーションにさせるTikTokは凄いと思います。

従来の購買行動では、「認知」「興味」「検索」「購買」というフェーズを順番に辿りますが、『TikTokユーザー白書』にある通り、まさに「興味」から「購買」へズドン!ということが実感できました。

1つのTikTokコンテンツが購買まで促すことができることは新しい発見ですし、このことから新しい広告やマーケティングの考え方を生み出すことができていると思いました。

先日、TikTok For Businessから、「コレクション広告」を提案されたので実施しましたが、こういった海外での成功事例を、日本で先駆けてどんどん実施していきたいですね。

新しい取り組みをすると、その分、社内にナレッジが蓄積されていくので、今回のような新規での提案はいつも非常に助かっています。

今後も新しい取り組みをTikTokで実施する予定なので、新しい成功事例を一緒に生み出していけると嬉しいです。

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