アニメの名シーンを再現したジオラマが世界中から注目されるクリエイター:にっしー

2022-02-03

初心者にも簡単な操作方法とわかりやすいUIで、ユーザー誰もがクリエイターになれるTikTok

フォロワー数が多く知名度の高いインフルエンサーでなくても、コンテンツ次第で一夜にして拡散する可能性を秘めています。そんな中でも現在人気沸騰中のイチオシクリエイターをインタビュー!

アニメの名シーンを再現したジオラマが世界中から注目されるクリエイター:にっしー

本記事は、気になる動画制作の裏側や彼らの知られざる一面を深堀りして紹介する連載企画。

今回は、アニメの名シーンを再現したジオラマの制作動画が人気で、「TikTok CREATOR AWARD 2021」アート部門最優秀賞を受賞したクリエイター「にっしー」さんをご紹介します。

 

<プロフィール>

フィギュア開封動画やジオラマ制作動画が世界中でバズり、メディアからも注目を集めているクリエイター。編集クオリティもかなり高く、誰が見てもハマる動画を作るのが得意。
※「TikTok CREATOR AWARD 2021」アート部門最優秀賞受賞
https://www.tiktok.com/@yoshi30244781481

TCMTikTok Creator Marketplace)登録クリエイターhttps://creatormarketplace.tiktok.com/ad#/author/6885514751074369541

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―― TikTokを始めたきっかけを教えてください。

TikTokを始めるまでは芸能活動をしていました。芸能活動を休止してから、動画プラットフォームへの投稿を始めましたが、全然見てもらえなくて。

たまたま友人がTikTokをやっているのを見かけて興味を持ち、自分も投稿してみたら、友人から「センスあるな」と言われたのが始めたきっかけです。初めて投稿したTikTok動画についた、初めてのコメントも「センスあるよ」だったし、TikTokは投稿すればリアクションがちゃんと返ってくるので、気持ちに火がつきました。

 

―― TikTokではフィギュアの開封動画やジオラマ制作動画を投稿していますが、このコンテンツを投稿し始めた理由は?

TikTokを始めたのは20187月でしたが、最初は、日本人のユーザーに向けてコメディー系の動画を投稿していました。そこから徐々に海外のユーザーも意識するようになって、「翻訳動画シリーズ」を始めました。例えば「おはよう」のような身近な言葉を、各国の言葉で言い、最後のオチだけアニメの音源から「おはよう」のセリフを切り取って使うというスタイルです。それによって、海外のアニメ好きのフォロワーが増えました。

日本と海外、両方のフォロワーがいる状態になったので、どちらにもハマるジャンルとして「アニメ」を選び、そこからフィギュアの開封動画やジオラマの制作動画を投稿するようになりました。

初めてジオラマを制作し、その様子を動画として投稿したのが20217月でしたが、そこから一気に世界中でバズったので、今ではフィギュアの開封動画とジオラマの制作動画をメインにしています。

 

――投稿するネタはどうやって考えていますか?

ジオラマの題材は、自分の好きなアニメから選んだり、コメント欄でリクエストを募集したりして参考にしています。アニメの名シーンを再現することもありますが、完全に自分で想像することもあります。実際にアニメを見て、「このフィギュアだったらこのシーンだろうな」というところを探し、どこを切り取るかを考えます。最終的には自分の感覚でやっています。

https://vt.tiktok.com/ZSe41MFpm/

 

――動画制作の所要時間、投稿頻度はどれくらいですか?

動画制作は、ジオラマ制作と並行して撮影しているので、短くて8時間、長いと12時間かかったりします。

ジオラマの投稿を始めたころは、フィギュア開封動画とジオラマ制作動画を交互に、毎日投稿していましたが、最近はジオラマ制作動画を期待する声が多く、どうしても制作時間が必要となるので、3日に1本ぐらいのペースです。

 

――コンテンツ作りで気をつけているポイントはどこですか?

視聴者目線に立って、最後まで見てもらえる動画を目指しています。

動画がバズるには、最後まで視聴してもらえるかどうかも大事だと思うので、最後まで見てもらうために無駄を省くようにしています。例えば、「えっと」とか「あの」とか余計な言葉はカットしています。

それから、オチがある音源を使うことです。例えば「ジョーズ」というサメが出てくる映画がありますが、その音源は誰が聞いても何かがあると思わせてくれて、最後まで見たくなります。TikTokには、最後にオチがあるんじゃないかと思わせる音源がいくつかあるので、そういう音源を使っています。

もちろん動画の冒頭で視聴者の心を掴まなければいけないので、他の投稿との違いを見せる工夫が必要です。例えば、背景が白い壁だとあまり差別化できないので、背景にジオラマのような色のあるものを置くようにしています。

動画の冒頭でタイトルを言うパターンがありますが、自分の場合は、フィギュアを持って「作るか!」とセリフを言っています。そうすると視聴者から「お?何を作るの?」と思ってもらうことができます。それをせず、いきなりジオラマの制作シーンだとあまり食いつきが良くなく、差別化ができないので、最初に自分の姿を見せてセリフを言い、制作に入るという流れを作って差別化をしています。この流れがフォーマットとして定着してきているんじゃないかと思います。

 

――効果音の使い方が上手ですが、何か意識していることはありますか?

ジオラマの制作過程の演出としてモノを落とすシーンを挿入していますが、わざと音が出やすいように落として、録音した音を音ハメしています。音ハメ動画はTikTokで再生されやすいですし、ASMR感があるので効果音は大事にしています。

 

――「にっしー」さんのファン層はどのあたりですか?

年代は16歳から20代後半が多く、男女比はほぼ半々です。

ジオラマ動画を投稿する前までは女性が8割ぐらいでしたが、ジオラマ動画を投稿し始めてから男性が急激に増え、比率を押し上げています。

 

――「にっしー」さんのコンテンツがバズった理由はどこにあると思いますか?

日本と海外のアニメ好きをターゲットにしたところが、一番のバズった理由だと思います。

それと、「TikTokにずっと居続けること」が大事です。

例えばバスケの動画を見続けると、おすすめにバスケやスポーツの動画が増えてきます。それを考えると、ジオラマ制作の動画を1ヶ月投稿しなかったら、ジオラマがおすすめに上がって来なくなる可能性が高まります。

だから、バズり続けるためには「TikTokに居続ける」こと、つまり投稿頻度を上げるということだと思います。

https://vt.tiktok.com/ZSe41MPXm/

 

 

―― バズる動画づくりのコツがあれば教えてください。

「投稿頻度を上げる」ことにプラスして、自分がなりたいと思う人や好きなクリエイターを真似することです。これは投稿頻度を上げることよりも大事。

そうするとコメント欄で「パクリじゃん」と言う人も出てきますが、気にせずに真似すること。投稿を続けていれば、視聴者がコメント欄で「言い方が面白い」「滑舌悪くない?」みたいに指摘してくれるようになります。そこで自分の個性に気づくことができるので、その個性を伸ばしていけばいいと思います。もし、アンチっぽいコメントだったとしても、それは逆にヒントになったりします。

 

―― TikTokを始める前と後で、生活や周囲に変化がありましたか?

変化でしかないですね。

以前、芸能活動をしていたころは、マネージャーからあまりSNSのコメントには返信しない方がいいと言われていました。芸能人は夢を与える仕事だから、距離を縮めない方がいいと言う理由でしたが、自分はそれが嫌でした。

事務所を辞めた後、TikTokを始めてからはコメントを返すようにしました。視聴者との距離が近くなったことは、良いことばかりでした。コメントで褒められたことは嬉しいですし、返信すると相手も喜んでくれるというwin-winな関係が築けています。

それから、TikTokを始めて、身の回りのことが全てネタになると思えるようになりました。街に出かけても人間観察をするようになり、ずっと脳が活性化されるようになりました。

自分自身の中で変わったこととしては、それが一番ですね。

https://vt.tiktok.com/ZSe4J2SUH/

 

――最近取り組んだ中で、印象的だった案件を教えてください。

アニメ関連のプロモーションの仕事が入ってくるようになりましたが、TikTokをメインで活用しながら、他の媒体と連動させるような企画にも取り組んでいます。

直近では「ワンピース」編集部のために、漫画の名シーンを切り取って再現したジオラマを制作しました。そのジオラマは、今年の年始に発売された集英社『週刊少年ジャンプ』202256合併号の巻頭カラーページに掲載され、ジオラマの制作動画はTikTokに投稿しています。

 

―― これから作ってみたい動画を教えてください。可能であれば得意なジャンル(業界や商材)に絡めて教えてください。

「商品を開封してジオラマを作る」というフォーマットを活かして、ゲームセンターとコラボして、商品を取るところから動画にしたら面白いと思っています。

あとは、いろいろなアニメや漫画の新商品として、フィギュア、ガチャガチャが出たら、ジオラマを作りたいです。

新しい視点としては、韓国ドラマ『イカゲーム』が流行っていますが、それに登場する黒い仮面も作れるので、そういった特徴的な仮面が出てくるような映画やドラマのPRに活用してもらうこともできます。

ジオラマ作りはこれからも続けていきますが、将来的にはフィギュア自体を粘土から作ってみたいです。企業とコラボして、フィギュアやガチャガチャのアイテムを作ることができたら、より一層幅が広がると思います。

 

 

今回ご紹介した「にっしー」さんは、TCM(TikTok Creator Marketplace)クリエイターとして、イベントや広告案件などでも活躍しています。

 

TCMクリエイターとは

TCM(TikTok Creator Marketplace)は、クオリティーの高いコンテンツの提供と優れたTikTokクリエイターとのコラボレーションの実現を目的に開始したサービスで、ブランドとTikTokクリエイターとのマッチングを行っています。
現在TCMにはクオリティーおよび広告案件への意欲が高いクリエイターが多数登録されており、今後も登録者は増える予定です。

 

TCMTikTok Creator Marketplace)の特徴

広告主とTikTokクリエイターがダイレクトにコミュニケーションできる唯一のオフィシャルプラットフォーム。
日本、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ロシアの世界14ヵ国で対応。
クリエイターの登録者数はグローバルで1万人超、日本からはもちろん、世界14カ国からクリエイターをアサインできるグローバルなクリエイタープラットフォームです。
さまざまなカテゴリーに分類されており、自社ブランドや製品に最も相応しいクリエイターの選出が可能。
クリエイターの過去動画におけるパフォーマンスデータを公開。フォロワーの特徴などからブランドへの適合性を総合的に判断することができます。

TCMTikTok Creator Marketplace
https://creatormarketplace.tiktok.com/login

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TikTokでは多彩な動画クリエイターたちが活躍中

TikTokでは、様々なジャンルに特化した動画クリエイターたちが、自身のスキルと投稿に対するエンゲージメントの向上を常に考えながら、多くのユーザーに動画を日々届けており、TikTok For Businessでは企業やブランドの課題を解決するために、動画クリエイターを起用したキャンペーンを企画、多くの事例実績を持っています。

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