電通デジタルが Cookieに依存しない計測基盤「X-Stack Connect」でのTikTokへの連携を開始

TikTok for Businessの「Events API」とは

「Events API」は、ウェブサイトのイベントを直接TikTokに共有することができる、サーバー間（S2S）の連携です。

「Events API」で共有されたデータは、TikTokピクセルで共有された情報と同様に処理されます。

共有されたデータに応じて、「Events API」を活用し、ショッピング広告やダイナミックプロダクト広告、カスタムターゲティング、キャンペーンの最適化、アトリビューションなどの他のTikTokソリューションを強化することができます。

「Events API」の特徴

1. 安定性と安全性向上

TikTok Pixelはブラウザでイベントを計測するのに対し、「Events API」ではサーバー間連携によりイベントを直接TikTokに送信し計測を行います。ブラウザやその他の接続の問題に影響を受けることなく、全てのコンバージョンを計測できます。

2. プライバシーコントロール

お客様のビジネスの目的に応じてプライバシーコントロールをしつつどのデータをいつ共有するかを柔軟に設定できます。

3. 計測と最適化の最大化

「Events API」により正確にイベントを計測し最適化の向上ができます。また、「TikTok Pixel」と「Events API」の両方を実装することで、コンバージョンをより充実させることができます。TikTokに共有された重複するコンバージョンを5分以内にマージして重複排除をし、広告配信のパフォーマンスを向上させます。

「X-Stack Connect」とは

世界的なプライバシー保護の潮流に合わせ、デジタル広告の計測を支えてきたCookieの利用に制限がかかる中、電通デジタルでは、Cookieに依存しない”Cookieフリー時代”に向けて、正しいユーザーのウェブサイト上の行動計測とそれに基づくマーケティング施策の最適化維持を可能にする計測基盤「X-Stack Connect」を2021年より提供しています。

「X-Stack Connect」は、サーバーへのアクセスログやフォーム入力情報の収集・整形を型化し、汎用的に各プラットフォーマーへの接続を行うことで、持続可能性の高いコンバージョン計測を実現します。さらに、その基盤は広告主企業が保有するクラウド環境下で構築することを原則としているため、企業が取得した個人情報などのデータをセキュアな環境で利活用することが可能で、導入時には技術的なサポートだけでなくユーザーへの許諾取得等も含めたコンサルティングを行い、プライバシー保護に対する一気通貫なサポートを提供しています。

この度、「X-Stack Connect」におけるTikTok for Businessの「Events API」への対応が開始され、広告主企業の幅広いマーケティング施策に活用できる体制を整えました。