PangleとNewzoo 世界のモバイルRPG市場を分析、収益拡大につながる 最新レポート「ロールプレイングゲーム アジアと欧米市場の比較と分析」を公開 〜日本のモバイルRPG市場の収益は世界で第2位〜

アプリ内課金は重要な収益源の一方、RPGプレイヤーはゲーム内広告の表示に寛容

RPGはアプリ内課金（IAP）が広く採用されており、中でも、ガチャはプレイヤーをゲームへの課金を促す上で効果的な手法です。その一方で、今回の調査ではRPGプレイヤーのうち83%が、無料でゲームをプレイ、ゲーム内アイテム/通貨の受取、または広告視聴による報酬増加といったメリットがある場合、ゲーム内広告を受け入れると回答しており、また他のジャンルのゲームのプレイヤーよりもゲーム内広告の表示に対して受け入れる傾向が分かりました。

RPGは益々ハイブリッド式収益化モデルを採用する傾向に

RPGおいては、ゲーム内広告（IAA）はIAPほど普及していないものの、非課金ユーザーを効果的に収益化する方法として人気が高まりつつありますが、RPGプレイヤーは没入型のゲーム体験を好むため、インタースティシャルやバナー広告などの割込み型の広告フォーマットは、RPGではあまり採用されていません。代わりにリワード動画とネイティブ広告が一般的です。全体的に、リワード動画はモバイルゲームにおける通貨としての認識が益々高まっており、RPGジャンルもこのトレンドを取り入れつつあります。

特に、RPGはまだIAPが収益の中心であるため、デベロッパー/パブリッシャーは、IAPでの収益を確保するため、プレイヤーが視聴できる1日の広告数に制限を課すのが通例となっています。しかし、市場では、IAPとIAAを組み合わせたハイブリッド式収益化モデルに投資するRPGデベロッパー数は増加しており、ネイティブ広告やブランドコラボレーションなど、非割込み型の革新的な広告フォーマットが増えることが期待されています。

この他の調査結果や分析のレポート詳細はPangle｜Newzoo 最新レポート「ロールプレイングゲーム アジアと欧米市場の比較と分析」に掲載しています。