TikTok広告マネージャーで広告の成果計測をする方法を詳細に解説【Web計測の場合】
3. 設定方法詳細
ピクセルの登録&発行
まずは、ピクセルの登録と発行です。
広告マネージャーの以下の箇所からウェブサイトピクセルのページに遷移しましょう。
▽ピクセル登録ページ
広告マネージャーログイン > 上部メニュー「アセット」> イベント管理 > ウェブサイトピクセル
「ピクセルを作成」のボタンをクリックし、ピクセル登録に進みます。
ピクセル登録ページです。以下の順で登録しましょう。
①ピクセル名を入力
広告表示に影響ない管理上の名称です。サイト名で登録されることが多いです。
②実装方法を選択
「手動」で実装するか、「サードパーティーツール(Google Tag Manager)」と連携して実装するか実装方法選択します。
次の手順で「標準モード」を選択される場合は、実装方法は後で変更可能なので、どちらにするか未定の場合は「手動」を選択して先に進めましょう。設定方法の違いは後ほど説明致します。
③標準モード/開発者モードを選択
標準モードか開発者モードかを選択します。
標準モードは計測タグを計測希望ページに実装いただき、広告マネージャーでイベント ルールを設定する方法です。
開発者モードでの実装方法は以下英語版からご確認ください
https://ads.tiktok.com/marketing_api/docs?rid=yqyw52eh4of&id=1688686632950786
注)標準モード、開発者モードを選択後変更はできません。変更したい場合は、ピクセルを登録し直していただく必要があります。また標準モードのコードは開発者モードをサポートしておりません。
注)開発者モードの場合、以下に記載するサードパーティーツールとのアカウント連携はできません。(GTMに手動でコード実装する方法であれば可能です)
④ピクセルを発行
ピクセルが発行されました。完了ボタンをクリックし、ピクセル登録を完了します。
登録したピクセルを計測希望ページに実装します。実装方法は以下の2種類があります。
A.手動でピクセルを計測ページに実装する
B.Google Tag Managerのアカウントと連携して実装する
A.手動でピクセルを計測ページに実装する場合
手動でピクセルを計測希望ページのソースコードに設定する場合に選択します。
ピクセルの発行方法:ピクセルを登録する際、実装方法の選択で「手動で…」を選択し、進めていくとピクセル(計測タグ)が表示されます。
B.Google Tag Managerのアカウントと連携して実装する場合
ピクセル(計測タグ)を、Google Tag Managerのアカウントと連携することで、手動でピクセルを計測希望ページのソースコードに設置せずに、実装することも可能です。
この方法で実装する場合、以下の2つの条件があります。
・計測希望ページにGoogle Tag Managerが実装されていること
・計測希望ページに実装しているGoogle Tag Managerのアカウントの利用権限があるGoogleアカウントを持っていること
Google Tag Managerのアカウントと連携して実装する方法:
ピクセルを登録後、ピクセル確認時に、実装方法の選択画面で「サードパーティーツールを使用して…」を選択します。計測ページに実装しているGoogle Tag Managerのアカウントの利用権限のあるGoogleアカウントを選択すると、自動でGoogle Tag Managerのアカウント、コンテナ、ワークスペースが表示されます。「次へ」をクリックして設定完了となります。
※異なるGoogle Tag Managerのアカウントが表示されている場合は、プルダウンでアカウントを切り替える必要があります。
イベントの設定は、ピクセル実装前でも設定が可能です。
ピクセルの登録が完了すると以下のポップアップが表示され、イベントフォーマットを選択いただきます。
「eコマースサービスイベント」「フォーム入力イベント」など特定の商材や目的に特化したフォーマットは、設定推奨のイベントタイプ(ユーザーアクションのカテゴリ)がデフォルトで表示されたものとなっています。フォーマットで用意されているイベントタイプは不要であれば削除は可能ですが、追加には制限があります。どのフォーマットが良いか迷ったら、設定可能なイベントタイプが多い「カスタムイベント」のフォーマットを選択ください。
イベントフォーマットを選択いただくと、イベント作成のポップアップが表示されます。
「イベントタイプ」「イベント名」「価値」「通貨」「集計方法」を設定します。
①イベントタイプ
ユーザーアクションのカテゴリになります。
カスタムイベントのフォーマットの場合、20種類のイベントタイプから選択可能です。設定するイベントに一番近いイベントタイプを選択しましょう。同一のイベントタイプは複数選択できません。似たイベントタイプが複数ある場合、残っているイベントタイプから一番近いものを選択しましょう。
②イベント名
管理用のイベント名になります。ページを識別する名称(例えば「注文完了」など)わかりやすい名称で登録しましょう。
③価値(オプション)
イベントに価値がある場合、こちらに数値を入力します。ユーザーがイベントまで到達すると、イベント毎に都度同じ数値を価値としてカウントします。
オプション項目のため、不要であれば空白のままにして進めましょう。
④通貨(オプション)
価値の通貨をプルダウンから選択しましょう。
オプションのため、価値を設定する場合のみ選択してください。
⑤集計方法
イベントの集計方法は、ユーザーが設定しているイベントに到達した際のカウントを「(最初の)1回」もしくは「毎回」を選択ください。
1回…同一クリックでのイベントのカウントは最初のみとなります。
毎回…同一クリックに対し24時間以内であれば、毎回イベントをカウントします。
右側の削除ボタン、追加ボタン「+」で、設定イベントの削除、追加が可能です。
後でイベントの追加は可能ですので、設定予定のイベント分だけ設定をしておきましょう。
この後、イベントのルールを設定します。ここで設定したイベント全てルールを設定しないとイベントの保存ができないためです。
※イベントの追加は後から可能ですが、設定可能なイベント数はフォーマットによって異なります。
イベントの設定(トラッキング方法とルールの設定)
右側上部に先ほど設定したイベントタイプ一覧が並んでいます。
各イベントタイプをクリックし、全てのイベントタイプのトラッキング方法、詳細ルールを設定しましょう。
トラッキング方法は、以下の3つがあります。
A. クリックイベント:
ユーザーが特定ボタンをクリックするとカウントするイベントタイプです。
B. ページビューイベント:
ユーザーが特定のページに到達するとイベントがカウントするタイプです。3つの中で一番よく使われます。
C. ポップアップイベント:
ユーザーが特定のポップアップを表示するとカウントするイベントタイプです。
A.クリックイベントの設定方法
クリックイベントとは、ユーザーが特定ボタンをクリックするとカウントするイベントタイプです。
以下の手順で設定しましょう。
①トラッキング方法を「クリックイベント」を選択
②イベントカウントルールを設定:該当ボタンのCSSセレクタをルールに設定
B.ページビューイベントの設定方法
ページビューイベントとは、ユーザーが特定のページに到達するとイベントがカウントするタイプです。
ページビューイベントは、特定のページに到達した際にイベント発火とする計測方法で、3つの中で一番よく使われます。
設定手順は以下の通り:
①トラッキング方法を「ページビューイベント」を選択
②イベントカウントルールを設定
設定するルールは以下の3つのどれか、を選択し指定の文字列を入力します。
<一番左のプルダウン>
- ページURL
- ページドメイン
- ページルート
③ポップアップイベントの設定方法
ポップアップイベントとは、ユーザーが特定のポップアップを表示するとカウントするイベントタイプです。
以下の手順で設定しましょう。
①トラッキング方法を「ポップアップイベント」を選択
②イベントカウントルールを設定
該当ポップアップのCSSセレクタをルールに設定
全てのイベントルールを設定し、「保存」と「完了」ボタンをクリックしたら、これでイベントの設定は完了となります。
設定したトラッキング方法と詳細ルールは後で変更可能です。ただし、広告セットと連携済のイベントは24時間に1回までとなります。
次ページでは、ピクセルヘルパーでピクセルとイベントの動作確認をご説明します。