新たな美容の情報源としてのTikTok 〜女性ユーザーの45%が「新しいブランドを知るきっかけとなる」と回答〜

2021-10-28

TikTok For Businessでは、2019年8月に発表した「TikTokユーザー白書第一弾」を皮切りにさまざまなユーザー調査を実施、その後もTikTokユーザーの実態や動向について追跡調査を行ってきました。

その中で、TikTokユーザーは幅広い層へと拡大し、投稿されるコンテンツジャンルも多種多様となっています。
本記事では、全国15〜69歳の女性TikTokユーザーを分析し、人気コンテンツジャンルである「美容・コスメ」系コンテンツについて考察していきます。

美容業界の方、必見です!

新たな美容の情報源としてのTikTok 〜女性ユーザーの45%が「新しいブランドを知るきっかけとなる」と回答〜

美容への悩みを持ち、関心が高いTikTokユーザー

TikTokユーザーは、TikTokノンユーザーよりも「エステ、美容関連サービス」に関心を持つユーザーが多く、2倍になっています。

 

また美容に関する悩みについては、「くすみ」「汗をかきやすい」「肌荒れ」など複数の項目でTikTokユーザーはノンユーザーを上回っており、TikTokユーザーはノンユーザーに比べて肌の悩みに対する意識が高いことがわかりました。

 

美容への投資を惜しまないTikTokユーザー

TikTokユーザーは、ノンユーザーよりも「良い商品であればお金をかけてもかまわない」と回答した人の割合が高く、美容にかけるお金も「月平均5,000円以上」がノンユーザー比137%となっています。

同様に「新しい商品に抵抗がない」と回答した人の割合も高いことから、コスメ・スキンケア商品への消費意欲の高さがうかがえます。

TikTokがきっかけで美容商品に興味を持つ?!

「TikTokは新しいブランドを知るきっかけとなる場」と回答したTikTokユーザーは45%、「TikTokを参考にしたことがある」48.5%、「TikTokの動画を見たあと、買ったことがある」36.1%と、TikTokは、認知から購買までマーケティングファネル全体に影響を与えています。

 

ではなぜ、TikTokでのコスメ・スキンケア情報に影響力があるのでしょうか?

「コスメ・スキンケア商品に興味が湧いた時、どのような情報があれば、より興味を持ちやすいか」という質問の答えに、その理由がありました。

「企業発信の情報」よりも「ユーザー発信の情報」、「映えた世界観」よりも「リアルな世界観」、「文字、画像の投稿」よりも「動画の投稿」、「3分以上の長尺動画」よりも「3分以内の短尺動画」といった項目は全て、TikTokならではの特長です。TikTokのコンテンツだからこそ、コスメ・スキンケア商品への興味をより強くしています。
 

TikTok美容系コンテンツ事例「商品レビュー」「ルーティン」

TikTokで人気の美容系コンテンツの中でも特に「商品レビュー」と「ルーティン」の2つのフォーマットがよく見かけられます。これらのコンテンツは、ユーザーが実際に商品を使っているところを撮影しているため、リアリティのある等身大の姿が共感を呼び、他のユーザーからの信頼を得ています。

<例>

①商品レビュー

@kanomelon

夕方になっても肌の調子が綺麗だったファンデは初めてかも✊新ブランド『iLLO』さんのコスメをレビューしてみました????#コスメレビュー#iLLO#ファンデ#おすすめ#ジェンダーレスメイク

♬ やっぱり雨は降るんだね – TUYU

②ルーティン
@naenano

ナイトルーティーン????

♬ 自由に使っていいよ – ゆ き だ る ま ????

このように今回の調査結果から、TikTokユーザーは美容に対する感度が高く、消費意欲も高いことが分かりました。今回は「美容・コスメ」系ジャンルにフォーカスしましたが、今後も業界業種別の調査レポートも随時公開していく予定です。

 

また、ユーザーの世代別、属性別で異なる傾向について分析したレポートもぜひご覧ください。

※第1弾:ミレニアル世代のレポートはこちら
第2弾:X世代のレポートはこちら
第3弾:Z世代のレポートはこちら
第4弾:主婦編のレポートはこちら
第5弾:コンテンツジャンルに関するレポートはこちら

 

TikTok For Businessでは、これまでTikTokユーザーの動向と実態を調査した「TikTokユーザー白書」、Z世代と呼ばれる1996年以降に生まれたユーザーのリアルな声をまとめた「Z世代白書」、1981〜1995年生まれのTikTokユーザーの実態をまとめた「ミレニアル世代白書」など、さまざまなユーザー調査を実施しています。
各ユーザー調査について詳しくはこちら>

 

これからも、日本におけるTikTokのユーザーの動向と実態を通して、今後のマーケティング・コミュニケーションについてさまざまな切り口から分析した白書やレポートを定期的に発信していく予定です。この他、詳細については「お問い合わせ」からご連絡ください。

 

<調査概要>
調査委託先:
①マクロミル
②アスマーク

調査実施時期:
①2021年4月22日〜4月26日
②2020年7月28日

調査人数:
①全体1021ss(TikTokユーザー504ss / TikTokノンユーザー517ss)
②全体520ss(TikTokユーザー260ss / TikTokノンユーザー260ss)

調査対象:
全国15〜69歳の女性
②全国15〜49歳の女性

 

<調査データの引用・転載について>
調査データの引用・転載の際は、必ず「TikTok For Business デジタルメディアインサイトレポート」と明記いただき、併せて、広報担当までご連絡をお願いいたします。なお、Webページ(メディア/ブログなど)にて引用・転載される場合は、本記事のURLも合わせてご掲載ください。
※『TikTok For Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/8940/

 

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