「飲食」を楽しむTikTokユーザー、動画がリアルな行動を呼ぶ 〜TikTokユーザーの4割以上が「動画を見たあと、商品を買った」と回答〜

2021-12-08

TikTok For Businessでは、2019年8月に発表した「TikTokユーザー白書第一弾」を皮切りにさまざまなユーザー調査を実施、その後もTikTokユーザーの実態や動向について追跡調査を行ってきました。その中で、TikTokユーザーは幅広い層へと拡大し、投稿されるコンテンツジャンルも多種多様となっています。

本記事では、全国15〜69歳のTikTokユーザーを分析し、人気コンテンツジャンルである「飲食・グルメ」系コンテンツについて考察していきます。

食品、飲料、飲食業界の方、必見です!

「飲食」を楽しむTikTokユーザー、動画がリアルな行動を呼ぶ 〜TikTokユーザーの4割以上が「動画を見たあと、商品を買った」と回答〜

健康に気を遣いながらも、「飲食」を楽しむTikTokユーザー

TikTokユーザーとノンユーザーに、「健康」に対する考え方について調査したところ、約7割のTikTokユーザーが「健康について強い関心を持っている(68.4%)」、「家族の健康に気を配っている(66.6%)」と回答しており、TikTokノンユーザーよりも健康意識が高いことがわかりました。

また、「食事の栄養のバランスに気を配っている(67.1%)」、「食材はできるだけ国産のものを使うようにしている(57.5%)」と回答したユーザーの割合も、TikTokノンユーザーよりもいずれも高くなっていることから、「食」にも気を遣っていることがわかります。

ダイエットに対する意識に関しては、TikTokユーザーのうち、「太らないように気を配っている」と回答した人は69.2%、「ダイエットに関心がある」と回答した人は68.7%と、いずれも約7割のユーザーが関心が高く、ノンユーザーよりもダイエットに対する意識が高いことがわかりました

また、食事意識の変化を調査したところ、ホームパーティーを楽しむ人はノンユーザーよりも3倍以上、食品や食材の宅配サービスを活用し始めた人も約2倍という数値結果となり、TikTokユーザーは栄養バランスやダイエットに気を配るだけでなく、「飲食」を通じて日常を楽しむことに積極的な傾向も見られます。

TikTokが、リアルな行動を起こさせる!?

続いて、TikTokの投稿閲覧後の行動を調査したところ、「料理・飲食系の動画を参考にしたことがある」と回答したTikTokユーザーは49.7%とほぼ半数にまで達しています。

さらに、TikTokの動画を見たあと、「店頭に商品を見に行った」「商品を購入したことがある」という、リアルな行動を起こしたユーザーはいずれも4割を超えており、TikTokの影響力の大きさがうかがえます。

TikTokの動画がきっかけで店頭へ見に行ったり、商品を購入するといったリアルな行動につながっている背景には、TikTokから得られる情報自体も「リアル」だと感じている人が多いというところがあります。

TikTokには「リアルな情報が多い」と回答したユーザーは65.5%と高く、「参考になる情報が多い」という回答も55.4%となっています。

また「情報量がちょうど良い」という回答が55.2%と半数を超えており、「短尺動画」というTikTokのプラットフォームの特長が後押ししていることも見えてきました。

興味を持った「飲食・グルメ」情報は積極的にシェアするTikTokユーザー

特定の食料品/飲み物の情報に興味が湧いたとき、自身のSNSなどで「シェアする」と回答したTikTokユーザーは、ノンユーザーの約4倍にも上っています。

TikTok「飲食・グルメ」系コンテンツ事例

TikTokで人気の「飲食・グルメ」系コンテンツでは、料理の作り方を紹介する「レシピ」フォーマットがよく見掛けられます。
料理初心者でも気軽に真似できる簡単メニューから、プロの料理人による本格的なメニューまで、あらゆるジャンルの料理レシピがあり、短尺動画の中でテンポよく料理の手順を見せてくれています。

<例>

@onnela.tv

フライパン一つでできる餃子作り!忙しいときに便利かも????✨#ワンパン #餃子 #飯テロ

♬ ハルノヒ – あいみょん

@bayashi.tiktok

#tiktokfood #asmr #sandwich

♬ 水に流して – Édith Piaf

@asahi122

女の子に作ったら悶絶した絶品ルーロー飯を紹介します。夜中に見てお腹空いちゃった人やつくりたいと思った方はいいねとフォローお待ちしてます????????#ルーロー飯 #料理#asmr#cook #cooking #飯テロ#

♬ The New Sweet Groove – Put a Donk on It

このように今回の調査結果から、TikTokユーザーは健康に気を遣いながら、「飲食」を楽しむ傾向にあり、興味のある「飲食・グルメ」に関する情報に対しては、リアルな行動を起こしたり、SNSでシェアするなど、積極的であることが分かりました。

 

今回は「飲食・グルメ」系ジャンルにフォーカスしましたが、今後も業界業種別の調査レポートも随時公開していく予定です。

 

また、ユーザーの世代別、属性別で異なる傾向について分析したレポートもぜひご覧ください。

※第1弾:ミレニアル世代のレポートはこちら

※第2弾:X世代のレポートはこちら

※第3弾:Z世代のレポートはこちら

※第4弾:主婦編のレポートはこちら

※第5弾:コンテンツジャンルに関するレポートはこちら

※第6弾:「美容」系コンテンツに関するレポートはこちら

 

TikTok For Businessでは、これまでTikTokユーザーの動向と実態を詳しく分析した「TikTokユーザー白書」、Z世代と呼ばれる1996年以降に生まれたユーザーのリアルな声をまとめた「Z世代白書」、1981〜1995年生まれのTikTokユーザーの実態をまとめた「ミレニアル世代白書」など、さまざまな角度からユーザーについて分析を行っています。
各ユーザー調査について詳しくはこちら>

 

これからも、日本におけるTikTokのユーザーの動向と実態を通して、今後のマーケティング・コミュニケーションについてさまざまな切り口から分析した白書やレポートを定期的に発信していく予定です。
この他、詳細については「お問い合わせ」からご連絡ください。

 

<調査概要>
調査委託先:
①マクロミル
②アスマーク
調査実施時期:
①2021年5月〜6月
②2020年7月28日
調査人数:
①全体23,359ss(TikTokユーザー1,000ss / TikTokノンユーザー22,359ss)
②全体700ss(TikTokユーザー350ss / TikTokノンユーザー350ss)
調査対象:
①全国16〜69歳の男女
②全国15〜69歳の男女

 

<調査データの引用・転載について>

調査データの引用・転載の際は、必ず「TikTok For Business デジタルメディアインサイトレポート」と明記いただき、併せて、広報担当までご連絡をお願いいたします。なお、Webページ(メディア/ブログなど)にて引用・転載される場合は、本記事のURLも合わせてご掲載ください。
※『TikTok For Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/9398/

 

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