TikTokでユーザーの投稿を見て「旅行・レジャー」への意欲が高まる〜TikTokユーザーの半数以上が「紹介された場所に、実際に行ったことがある」と回答〜
TikTok for Businessでは、2019年8月に発表した「TikTokユーザー白書 第一弾」を皮切りにさまざまなユーザー調査を実施、その後もTikTokユーザーの実態や動向について追跡調査を行ってきました。その中で、TikTokユーザーは幅広い層へと拡大し、投稿されるコンテンツも多種多様となっています。
本記事では、全国15〜54歳のTikTokユーザーを分析し、人気コンテンツジャンルである「トラベル」系コンテンツについて考察していきます。
旅行関連業界の方、必見です!
「旅行」「レジャー」に関心が高いTikTokユーザー
TikTokユーザーとノンユーザーに、「関心がある商品カテゴリー、サービス」について調査したところ、「国内旅行」「海外旅行」「レジャー施設」「ホテル・旅館」といった旅行やレジャーに関連する商品カテゴリーやサービスを選んだ人の割合が、TikTokユーザーはノンユーザーより高いことがわかりました。
ニューノーマル時代の旅行スタイルへの関心が高いTikTokユーザー
人々の生活様式が変化し、ニューノーマル時代を迎えている今、TikTokユーザーとノンユーザーに「旅行に対する意識」を調査したところ、「旅行前により多くのことを調べようと思うようになった」と回答したTikTokユーザーは68.5%と約7割にまで達しているのに対し、ノンユーザーは42.6%と半数以下になっています。
また、「旅行に対する関心・意欲が高まった」と回答したTikTokユーザーは64.3%、「海外旅行に行きたいと思うようになった」は49.9%と、いずれもノンユーザーを上回っています。
TikTokユーザーは、「今後やってみたい旅行スタイル」として、「アウトドア旅行」「ワーケーション」といったニューノーマル時代の新しい旅行スタイルを選ぶ人が、ノンユーザーよりも多くなっています。
TikTokユーザーには、リアルなユーザー発信の動画が効果的
TikTokユーザーにとって、より興味を持たせる「旅行に関する情報」は、「画像」や「文字」での投稿ではなく、「動画」の投稿となっており、また「リアルな世界観」「ユーザー発信の情報」「一般人発信の情報」も重要なポイントとなっています。
TikTokは新しい旅のガイドブック!? TikTokがきっかけで、旅に出る!?
TikTokの投稿閲覧後の行動を調査したところ、「紹介された場所・コトに興味を持ったことがある」と回答したTikTokユーザーは61.7%と6割を超えています。
さらに、「紹介された場所に、実際に行ったことがある」という、リアルな行動を起こしたユーザーは50.4%と半数を超えています。
TikTok「トラベル」系コンテンツ事例
「トラベル」系コンテンツでは、ユーザーが実際に旅行している様子をリアルに伝えるvlogや、観光地や宿泊施設のサービス内容やおすすめポイントを紹介する動画など、さまざまな方法で情報を見せてくれています。
ハッシュタグでは「おすすめスポット」「国内旅行」にまつわるタグの人気が高く、「#おすすめスポット」は約12億回再生となっています。(2022年4月時点)
<例>
・旅行Vlog
@nana_miya 1泊2日の江ノ島旅行ほんっっとに楽しかった!おすすめです!????#江ノ島ゲストハウス134#江ノ島 #江ノ島グルメ #鎌倉 #鎌倉グルメ#レトロ着物 ♬ Happily – One Direction
・スポット紹介
@pito_820 ここでのホカンス最強すぎる、天国???????? ????????#tiktok旅行 #おすすめスポット #石垣島 #ホテル ♬ Moon – BTS
今回の調査結果から、TikTokユーザーは、TikTokを通じて、他のユーザーのリアルな旅行体験やおすすめ情報を知ることで、場所やコトに興味を持ち、旅行やレジャーへの意欲が高まることが分かりました。
今回は「トラベル」系ジャンルにフォーカスしましたが、今後も業界業種別の調査レポートも随時公開していく予定です。
また、ユーザーの世代別、属性別で異なる傾向について分析したレポートもぜひご覧ください。
- 第1弾:ミレニアル世代のレポートはこちら
- 第2弾:X世代のレポートはこちら
- 第3弾:Z世代のレポートはこちら
- 第4弾:主婦編のレポートはこちら
- 第5弾:コンテンツジャンルに関するレポートはこちら
- 第6弾:「美容」系コンテンツに関するレポートはこちら
- 第7弾:「飲食・グルメ」系コンテンツに関するレポートはこちら
- 第8弾:「ホームケア・育児」系コンテンツに関するレポートはこちら
TikTok for Businessでは、これまでTikTokユーザーの動向と実態を詳しく分析した「TikTokユーザー白書」、Z世代と呼ばれる1996年以降に生まれたユーザーのリアルな声をまとめた「Z世代白書」、1981〜1995年生まれのTikTokユーザーの実態をまとめた「ミレニアル世代白書」など、さまざまな角度からユーザーについて分析を行っています。
各ユーザー調査について詳しくはこちら>
これからも、日本におけるTikTokのユーザーの動向と実態を通して、今後のマーケティング・コミュニケーションについてさまざまな切り口から分析した白書やレポートを定期的に発信していく予定です。
この他、詳細については「お問い合わせ」からご連絡ください。
<調査概要>
調査名:
①TikTok「トラベル定量調査」
②TikTok QPR大規模調査(消費者意識分析)
調査委託先:
①アスマーク
②マクロミル
調査実施時期:
① 2022年1月20日(木)~1月25日(火)
②2021年5月〜6月
調査人数:
①全体640(TikTokユーザー320/ TikTokノンユーザー320)
②全国25,992(TikTokユーザー1,398/TikTokノンユーザー24,594)
調査対象:
①全国15〜54歳の男女
【TikTokユーザー】TikTokの直近利用時期が一週間以内、かつTikTokの利用頻度が一週間に一回以上
【TikTokノンユーザー】TikTokの直近利用時期が半年以上前、かつTikTokの利用頻度が半年に一回未満
②全国15〜54歳の男女
【TikTokユーザー】:TikTokの直近利用時期が半年以内、かつTikTokの利用頻度が半年に一回以上
【TikTokノンユーザー】TikTokの直近利用時期が半年以上前、かつTikTokの利用頻度が半年に一回未満
<調査データの引用・転載について>
調査データの引用・転載の際は、必ず「TikTok for Business デジタルメディアインサイトレポート」と明記いただき、併せて、広報担当までご連絡をお願いいたします。なお、Webページ(メディア/ブログなど)にて引用・転載される場合は、本記事のURLも合わせてご掲載ください。
※『TikTok for Business』: https://tiktok-for-business.co.jp/archives/10910/
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